2017年における日本のトップソーシャルメディアネットワーク

Posted By Caylon Neely

このブログでは昨年に引き続きHumble Bunnyによる1年に1回の日本におけるSNSについての調査と考察をのべていきます!日本のSNSの主要なサービスの種類は昨年の2016年ブログから大きな変化はありませんが、彼らのポジションや利用者には変化がみられました。今回のブログでは日本でどのSNSが最も重要なのか、1年でどのように変化したのか、また2017年SNS上で優位に立つために何をすべきなのかということに焦点を当てていきます。

もし今回日本のSNSについての文章を初めてよむのなら、昨年の2016 Japanese social media reportをごらんください。日本のSNSが他の市場と比べどのように異なるのか理解が深まるでしょう。もし既にお読みの方でしたり、その異なり方にお気づきなのであれば早速読み進めていきましょう!

2017年における日本のSNSのインジケータ:

  • ツイッターはフェイスブックに大きな差をつけていると同時にその伸び率に減速する様子はありません。
  • インスタグラムは予測した通り伸びが上昇し、今年利用者は1千万人をこしています。
  • フェイスブックは日本では停滞しています。伸び率は低く、同様にソーシャルネットワーク上でも利用時間は低くなっています。

2016年における日本の上位ソーシャルネットワーク:ツイッター、フェイスブック、インスタグラム

日本の人口におけるソーシャルネットワーク使用率(%)

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参照: Facebook, Nielsen, NHK, CNET, eMarketer, WSJ, Twitter, MyNavi
*2013/14のツイッターのデータはeMarketerより抜粋
*2015/16のツイッターのデータは公式のものより抜粋
**2016のフェイスブックとインスタグラムのデータは2016年9月にフェイスブックによって報告されたものより抜粋

上記の数値のグラフ

最新の数値を見てわかる通り、ツイッターはフェイスブックとインスタグラムと比べて成功しています。2016年の日本でのツイッター利用者数は4千万人にものぼるとの報告があります。これはフェイスブック利用者数が2500万人であることを見劣りさせ、インスタグラムの利用者数が1200万人ということを小さくみせています。ツイッターについての重要な備考の1つとして国ごとのMAUについてのデータをつい最近発表し始めたことがあげられます。2014年から2015年にかけての日本におけるツイッター利用者数の急速な発達はその規模における実際の伸びというより、ツイッターによる正確な報告に結果が直結しているといえます

ツイッター:日本で最も有力なソーシャルネットワーク

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ツイッターは2016年に評判の良い市場調査会社が報告した数値よりはるかに上回る公式の数値が発表されるまで明らかに過小評価されていました。ツイッターによると、日本の2016年の月間アクティブユーザーは14%上昇し、4千万人をこえました。以前言及した分析の通り、モバイルフレンドリーであることと匿名であることという日本のソーシャルネットワークにおいてとても重要となる2つの要因がツイッターの日本での成功の原因となっています。

ツイッターにはまた、日本人利用者の間で多くのアクティビティやエンゲージメントがあります。調査データに基づくと40%の利用者が今年ソーシャルネットワークに費やす時間が多くなったとはなしています。加えて、41%の利用者がSNSのチャンネルを通じて100人以上の人と繋がっているとはなしています。比較してみると、29%のLINE利用者と28%のフェイスブック、インスタグラム利用者が同じことをのべています。

年齢別によるツイッター利用者 (2015)

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参照: MIC
*2015年のデータと、2016年のMICの報告より抜粋

人口統計学もまたツイッターが優位に立つ上での手助けとなっています。ソーシャルネットワークにおいて10代、20代の人口が最も多く、そしてこれは偶然ではなく、国内において20代のスマートフォン採択率が1番高い事からだといえます。さらに、ツイッターは男女比率が49%と51%とほぼ等しいです。これらの統計を比較するとツイッターがその他の主要なネットワークサービスよりも多様で広くオーディエンスに提供していることがわかります。

また、その多様さだけでなく、ツイッターは日本においてフェイスブックとインスタグラムよりも広いネットワークです。これのおかげでフェイスブックよりも簡単に有名人にアクセスでき、また匿名であることから人々が遠慮することなくフォローし合うことができます。さらに、匿名であることで、日本のツイッター上でシェアできる内容の幅が広がります。

フェイスブック:有力ではあるが停滞しているソーシャルネットワーク

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フェイスブックはいまだツイッターに次いで日本で第2の人気であるソーシャルネットワークです。しかしながら、その伸び率はツイッターやインスタグラムに比べ著しく低いです。以前言及した分析にある通り、フェイスブックは日本人がネットワーク上で本名よりも匿名を好む傾向があることにより日本でそのサービスを始めることは非常に難しいものでした。しかしついに、フェイスブックはその文化的な障壁をのりこえ、2011年から2012年の間に急速な発展をみせました。今日ではフェイスブックのその急な勢いもおわり、ツイッターが日本のソーシャルネットワーク上でその勢いを再利用しているようにおもえます。

それにも関わらず、フェイスブックの月間アクティブユーザーはいまだに2600万人をこえます。例え日本のソーシャルネットワーク上でその伸びが芳しくなかろうと、便利なコミュニケーションチャンネルと規定されます。

年齢別によるフェイスブック利用者(2015)

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参照: MIC
*2015年のデータと、2016年のMICの報告より抜粋

統計学によると、日本ではフェイスブックはツイッターと比較してより年齢層が高く、よりビジネスの場面で多く利用されています。フェイスブック利用者の過半数が20代から30代で、三分の一は40代から50代です。高齢者や10代の割合はどちらも10%を下回っています。男女比率は53:47(%)とほぼ均等です。

日本のフェイスブック利用者は職場の同僚なども友達として追加することから、一般的に何をソーシャルネットワーク上でシェアするか懸念します。加えて、Facebookは日本の若い業界人の間でネットワーキングツールとして利用されています。これらの要因が日本人のシェアする内容が物議を醸し、目立つようなマテリアルより公共的で広く許容されるコンテンツとさせます。

更には、90%を超えるフェイスブック利用者がスマートフォンやモバイルデバイスを通してソーシャルネットワークを利用しています。2017年には、全てのものが実際に携帯電話で可能になる一方で、日本でおいてFacebook利用者とコミュニケーションをとる際にはmobile-mindedコンテントが肝心となることを気にかけておく必要があります。

インスタグラム:日本において最も急速な発展をしているソーシャルネットワーク

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インスタグラムは2015年、まだ新参扱いされていましたが、2016年には一般に認知されるようになりました。その写真をシェアするソーシャルネットワークは2014年以来全ての日本におけるソーシャルネットワーク間で1番の伸び率を示しており、2015年から2016年にかけて利用者が37%増加し、2016年には1200万人をこえました。

同様に2015年、インスタグラムは日本のソーシャルネットワーカーの間でLINEと同率の最も高い満足度を記録しました。人々はさらに多くの時間インスタグラムを利用し、58%の利用者が2016年と比較して時間が増えたとのべています。一般的に日本人はソーシャルネットワークとしてのインスタグラムを好んでいると言っても過言ではなく、スマートフォンの採択が伸び続けていることからインスタグラムはその勢いを2017年も維持し続けると考慮できます。

年齢別によるインスタグラム利用者(2015)

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参照: MIC
*2015年のデータと、2016年のMICの報告より抜粋

人口統計学によると、インスタグラムはいまだ若年層の女性利用者が多いですが、2016年には男性や年齢層が上の人々も増加しました。私たちは、インスタグラム利用者は年々増していき、現時点での利用者数から2倍にふえ、50歳以上の利用者も増えるとかんがえました。少しばかり驚かされますが、インスタグラムは全ての年齢層向けであるとかんがえられるでしょう。これは若年層と高年齢層のコンテンツが交わる次世代のネットワークを担っているはずです。

フォロワーと有名人との関係はツイッターと非常によく似通っています。現在日本には100万人を超えるフォロワーを持つアカウントの有名人はたくさんいます。ファッションや食べ物に関係する会社は日本でとても人気であり続けるとともに、一方でたくさんの自動車会社も日本のインスタグラム利用者の間で人気を得るとかんがえます。これは男性の利用者が増えたことによる結果であるといえます。今後さらに高年齢層利用者と男性利用者が増えていくことでインスタグラムがどのような変容をみせるのか興味深いものです。

LINE:日本で好まれるメッセンジャーアプリ

以前言及した分析にある通り、LINEはソーシャルネットワークというよりメッセージアプリといえます。日本でのLINEの使用法を広範囲で捉え、どのように私たちのブログに結び付けるかおしえます。ぜひ、先のLINEに関するブログをおよみください。

刹那的なソーシャルネットワーク:スナップチャットとその新しいカウンターパート

スナップチャットのような刹那的なソーシャルネットワーク、利用者が一時的にしか見る事のできない内容を互いに送り合うようなものは既に様々な市場で主流であり人気がありますが、日本では2016年にようやく注目されはじめました。スナップチャット、インスタグラムのストーリー機能、そしてスノーが日本で利用者数をめぐって相克しています。それらがいまだに日本では主流でなくとも、私たちは2017年それらが注目を浴びる価値があるとかんがえます。

スナップチャット

日本での月間アクティブユーザーが多くなくとも、Snapchat.comは2016年日本の訪問者数が250%増加しました。更には、調査データによると、スナップチャットは日本の刹那的なソーシャルネットワークユーザーの中で過半数以上を占めていることがわかりました。スナップチャットがアメリカと同様に刹那的なソーシャルネットワークの先導者としてはみられず、結果的に日本でその他のネットワークは人気がましてきています。

インスタグラムのストーリー機能

インスタグラムはそのストーリー機能を導入することによってそのソーシャルネットワークでのスタイルを超えようとしています。Me-tooの特徴は、競争相手と比較してとても多く採択を得た24時間程の一定時間のみビデオや写真をシェアすることが出来るスナップチャットの機能を模倣しているという事です。調査データによると、30%の刹那的なソーシャルネットワーク利用者が2016年の半ばにスナップチャットからインスタグラムのストーリー機能に使用を切り替えました。全てのソーシャルネットワークとしてインスタグラムのその急速な発展を考慮すると、インスタグラムのストーリー機能はこのセグメントを強く留め続けるとの構えです。

スノー

このセグメントではスノーは新参者であり、LINEの親会社であるNAVERによって着手されました。その多くの特徴がスナップチャットのコピーであるにも関わらず、日本やアジアにとても限られています。NAVERは日本のスマートフォンユーザーが何を求めているのかをよく見極めており、スノーはそれに直結するアプリといえます。調査データ曰く、Snowは2016年半ばにはスナップチャットよりも人気であり、2017年も目が離せないでしょう。

特別記載

リンクドイン

リンクドインは日本では非常に採択率が低く、2016年での日本の利用率の数値にも報告されてはいません。これらのウェブサイトによると、日本では100万人を超える利用者がいるそうです。昨年言及した通り、もし日本に住む英語話者のプロフェッショナルやエキスパートを探しているなら、リンクドインが適しています。もしくはフェイスブックをおすすめします。

2017年における日本のSNS

全ての流行をおさえてみると、やはりツイッターが2017年における日本のSNS上では優勢であるとかんがえます。日本でのツイッターは過去2年ですばらしい成長をみせ、その範囲に並ぶものはありません。インスタグラムは今後もさらに発達するとかんがえます。加えて、インスタグラムはブランドにはとても良いものであるといえます。また、フェイスブックはいまだ妥当であり、広告関連のものを高く狙えるでしょう。その範囲はツイッターほど広くはないにしろ、プロフェッショナルな方や以前からの利用者にとっては良いものでしょう。

あなたの2017年の計画が何であろうとも、日本にはたくさんのソーシャルネットワークがあり、その中に必ずあなたが求めるものがあるでしょう。2017年のSNSマーケティング計画のためにこれらの情報が広まること、そして日本のさらなる発展をお手伝いします。

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